2010年9月16日木曜日

キーボードチェッカー

「ハッカープログラミング大全」という本を読んでいる。

その中の「キーストロークを監視する」プログラムが面白かったのでPythonで実装してみた。
ということで公開…したかったけど、ちょっと思いとどまった。
簡単に悪用されてしまいそうなので、止めておく。
実際にパスワードを盗みだす手段として一般的なものとなっているみたい。
参考:「キーロガーの悪用が急増中」(2007年)


ただせっかく作ったのに何も残さないのは勿体無いので、参考までにPythonでキーロガーをプログラミングする上で大事そうなポイント2つ、書き出してみる。


・キーボードチェックのループは0.02s間隔で回すと実際のキーストロークと(多分)同じ間隔になる
・キーの状態は4種類(カッコの中はキーチェック関数の戻り値)
 ー押した瞬間(-32767)
 ー押しっぱなしの状態(-32768)
 ー離した瞬間(1)
 ー押されていない状態(0)


この技術、悪用するというのは問題外なので考えないとしても、色々面白い使い道がありそう。

最近、キーストロークのクセで個人認証を行う技術が発表されていたし、単純にログを取ってみるだけでも何か見えてきそうな気がする。

それ以外に思いつくものとしては、
ゲームをプレイしている人のキーボードのデータのログを取って初心者がそれを参考にするとか。
あるいはソースコードや文章のバックアップ手段として使うとか(復元がかなり面倒臭そうだけど)。
あとはキーストロークのクセを見ぬいて、「ここを改善するともっとキータッチが早くなりますよ」とか教えてくれるアプリとか。

1、3番目は難しそうだけど2番目くらいなら出回っててもおかしくないんじゃないかと。

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